秋晴れです!

皆さま、お元気でお過ごしですか?
今週は、毎日晴天で大変気持ちがよいです。
9月1週目は、天候不順でしたので、また夏に戻ったような感じです。
真っ青な空は、本当に気持ちが晴れ晴れします。

フランスの空でも、十五夜がとても美しく光って見えました。
日本の空でも美しく見えたそうですね。

9月8日は、パリオペラ座のオープニングセレモニーが行われました。
まるで、パリ ガルニエの通路と階段がカンヌの映画祭のように、赤い絨毯が敷かれていました。
次から次へと黒のベンツから、オペラ関係者が到着しオペラ座に入る様子は、とても絵になっていました。

前回のブログでゴッホの家を訪ねる話題を致しましたが、結局先週はお天気がパッとしませんでしたので、今週に変更し、ゴッホの家やオーヴェル城、ゴッホの絵画にもある教会などを歩いて回りました。
ゴッホの家は、オーヴェル・シュール・オワーズ駅にありますが、本当に今でも電車の本数も少なく、パリ郊外の田舎町です。

ただ、この駅は、ゴッホ駅です。駅舎には、ゴッホの絵で埋め尽くされ、駅の前にはひまわりが咲き乱れ、まさしく、ゴッホ一色の“ゴッホの駅”なのです。
ゴッホは、1853年にオランダに産まれですから、私と丁度100年違いです。

ゴッホの生涯は、挫折の連続だったそうですが、失恋も多かったですし、生前に売れた絵は、「赤いブドウ畑」だけだったのですから、ゴッホの気持ちがどんなものだったのかが想像できます。
弟のテロがお兄さんのゴッホの生活をすべて支えていましたが、ゴッホの死後半年後には、精神病に掛かり自殺しました。

今でもゴッホの死については、ゴッホ自身が左胸部をピストルで発砲したという自殺説だけでなく、同日テオと口論の末ということですし、その口論の内容は、テオが結婚し子供も出来、ゴッホのための仕送りや精神的支えについて、ということですので、自殺説と他殺説が出たのでしょう。
ピストルでは死にきれず、2日後にオーベル・シュール・オワーズの下宿先の家で最後はテオに看取られながら息を引き取ったという事です。
でも、テオなしでは、今のゴッホの名声はないわけですし、とにかく兄思いの素晴らしい弟だった事は確かです。

何だかゴッホの最後に住んだ下宿周辺を歩いていると、不思議な気持ちになります。
たった2ヶ月間で70点もの作品を生んだ背景、精神病で苦しんでいた事などを考えながらの散策は、決して足取りは軽くはありませんでした。

しかし、ゴッホの名言の中から、どれだけ苦労したか、人生が思い通りに行かなかったのかが理解できます。
「99回倒されても、100目に立ちあがればよい。」
すごい精神力ですね。
私なら、5回倒されたらもう立ち上がれないかも…

ゴッホのたくさんの名言の中で、「私は絵の中で、音楽のように何か心慰めるものを表現したい。」が好きです。

芸術はみな一緒ですね。

ところで、明日は、界隈の親しい友人ご夫妻たちを招いて、仲良くディナーをします。
いつもお世話になり、日本に滞在中にもずっと気に掛けて下さる方たちへの感謝の気持ちです。

色々なメニューを作って、おもてなしをしたいと思います。
以前、生徒たちとの交流会などの時は、30名程が集まりましたが、コロッケ100個作っても5分も経たない内になくなってしまいました。
から揚げ、お寿司と何を作っても「おいしい〜」とあっという間になくなってしまいます。
とにかく、フランス人の食べっぷりはすごいですから、頑張らなければ…

昨日は、日本語を学びたい、というB君がまた来ました。
無料で教えてあげるわよ、と言ったので、美味しいチョコレートをお礼に持ってきてくれました。
生チョコはおいしいですね〜
やる気満々で、随分勉強してきていました。
将来は、弁護士になりたいそうですが、リセ(高校)に入っても日本語の勉強をずっとしていきたい、とのこと。
頑張って欲しいです。

昨夜ちょっと時間を見つけて、1933年の映画作品、「未完成交響曲」を観ましたが、とても懐かしかったです。

では、お元気でお過ごし下さい。

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