自粛解除後のはじめての週末

皆さま、如何お過ごしでございますか。

自粛解除になってから、初めての週末ですから、外出している人たちが多いようですね。
毎日、感染者数がどうしても気になってしまいますが、少しずつ落ち着いていって欲しいです。

今朝は、久々に、母に会うために、老人ホームに行きました。
26日から面会、外出がOKされましたので、まずは、娘の誕生日会に招待しまして、今朝は、弟家族も来ることになり、皆で母のところに参りました。
ただし、今のところは、面接時間が15分ということで、時間は短く、必ずマスクを持参し、玄関で、検温したあとに、用紙が渡され、いくつもの質問に答え、うがいと手洗いを徹底して‥としているうちに、すでに5分近く掛かってしまいました。

それで、母の好きなカステラを皆で頂いて、と思いましたが、10分しか残り時間がなく、皆で大慌てで頂くという羽目になりました。
しばらくは慎重にすべきだと考えているのでしょうし、それは良い事だと思います。
母もようやく自由になり、安堵しております。

ところで、フランスのコロナ感染による死亡者が、何と2万9000人となりました。
先日、孫のクラスメートで父親が仏人で母親は日本人の友人がおりますが、フランスにいらっしゃるおばあ様がコロナ感染により、ご他界なさられたそうです。
誠に恐ろしい事です。

圧倒的にコロナによる死亡者が多いのは、アメリカの10万4000人で、英国3万8000人、イタリア3万3000人と続き、次にブラジルとフランスが続きます。
感染者数の割に、フランスは死亡者が多いです。
それに致しましても、5月21日には、世界で500万人の感染者でしたが、10日間で、100万人もふえて、600万人を超えました。
中南米やロシアで感染拡大が深刻化しているようです。

とにかく、自粛解除によって、感染者数が増えない事を祈っております。

私の生活は、と申しますと、最近は、古典派よりも、自分自身の気持ちを落ち着かせるために、ロマン派ばかりを練習しました。
ピアノの音色は苦しみや悲しみを楽にしてくれる魔術を持っています。
今年は、メンデルスゾーン「無言歌集」を全曲挑戦してみようと思いましたが、あと半年しかございませんので、間に合いそうにありませんが、落ち着いて勉強が出来た事はよかったと思っております。
同時代のショパンとシューマンそしてリストも重ねて練習をしていますが、作曲家自身の色というか匂いというか、その人なりの作曲技法がよく分かって、楽しいです。
いつも感じることなのですが、この作曲家たちがもし活躍をして下さらなければ、ピアノ曲は随分寂しいものになっていたでしょうね。
神に感謝しています。

そういえば、今年は、ザルツブルグ音楽祭100周年ということで、主催者側は、企画にも随分力を入れていらした事と思いますが、最終的には中止になってしまうのでは…と思いましたら、7月のフェスティバルは中止ですが、8月は、開催されるそうです。

私にとりましては、第3の故郷がオーストリアのザルツブルグだと思います。
まずは、日本、フランスに続き、大切な町です。

1979年に新婚旅行で行った事がきっかけになり、1986年から毎年のように10年間は、夏のザルツブルグフェスティバルに通いました。
最初のころは、1ヶ月間滞在して、音楽三昧の日々でした。
そして、「サウンド・オブ・・ミュージック」の世界を満喫しました。
恐らく最後になるかと思いますが、2012年にザルツブルグに参りました時には、登山電車でシャーフベルグの山に登りました。
その景色は、今でも目に焼き付いておりますが、息をのむほど美しかったです。
ザルツブルグの天候は激しく変わりますから、山の景色は天候次第で、素晴らしい日にあたると、本当に最高です!

ただ、今年の音楽祭開催につきましては、世界から、ご年配の方たちが多く参加なさられますので、いくらコロナ感染防止のために、消毒などを徹底しましても、どうしても劇場は三蜜になりますので、不安ではあります。

イタリアなどは、感染者も多いですのに、収束の自信があるのか、未だに夏のイベントが中止にがなっていないようです。

ヨーロッパのほとんどの国は、すでに中止を決定しているようですが、とても寂しい夏になりそうです…

開催しなければ寂しいですし、開催が決定しますと、今度はコロナ感染の事が不安ですし、何をしても心配になります。

では、明日から6月です。
今年は梅雨が例年より遅いそうですが、つつじの次はアジサイの季節です。
雨に濡れたあじさいを観賞するのが大好きです…

どうぞ、くれぐれもお体を大切になさって下さい。

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