芸術の秋です

皆さま、お変わりなくお過ごしでございますか。
週末には、七五三の可愛い姿に、癒されました。
今の笑顔を忘れずに、元気に成長して欲しいですね。

孫の成長を考えてみますと、3歳と7歳はあっという間に過ぎて行きました。
我が子の時よりも孫の成長の方が早いような気が致します。

ところで、今年もあと余すところ、1ヶ月と10日となりました。
12月14日 (土) のクリスマスコンサート & パーティにご参加下さる方たちから連絡を受け、とても嬉しく思います。

音楽情報誌「ぶらあぼ」12月号の「12月の注目公演」に掲載して頂きました。

eぶらあぼ 2019.12月号

皆さまにご満足頂けるよう、レ・クロッシュが素敵な音楽をお届けしたいと思います。
お楽しみに!

今日は、孫の小学校では、音楽鑑賞会があったそうです。
中学の講堂で、東京交響楽団の演奏を聴いて、とても素敵な音色だった、と感激していました。
モーツァルト、チャイコフスキー、パガニーニの演奏や楽器の説明も聴けて楽しかったそうです。
弦楽器と打楽器の演奏を楽しめたとの事ですが、学校訪問してのコンサートは、児童・生徒に取りましても、とても有意義な時間だと思います。

孫のクラスメイトのお友達のお母様が楽団のヴァイオリニストとしてお越しになりましたが、弦楽器は素晴らしかったけれど、打楽器の響きに圧倒されたとの事でした。

レ・クロッシュも随分学校訪問してのコンサートをさせて頂きましたが、夢中で聴いてくれる子供の姿は、本当に気持ちが温かくなります。
特に、チェロの演奏の時に、音楽の先生から、チェロの説明をお願いします、と頼まれることが多いのですが、音の出し方も知らない子供たちが多いですので、質問の数もすごいです。
「チェロの値段を教えて下さい。」と質問する子供が多くて、笑ってしまいます。

高校生になりますと、演奏の聴き方も変わってきますし、演奏後、控室に戻りましたら、何人もの生徒たちが、どれだけ感動したかの感想を話してくれて、何故心打つ音色を奏でることが出来るのか、どうやって毎日練習しているのか、と質問攻めでした。
その熱心さに感動しましたが、現在、コンサートに足を運ぶと、若い子の姿がありません。
これは、とても悲しい事です。

実は、私の中学時代には、日フィルが中学の講堂で何度か鑑賞会にいらして下さいましたが、やはり私の友人のお父様が楽団員でいらしたので、その関係で楽しませてもらいましたし、オーケストラを身近に感じることがその時に初めて出来たような気がします。
子供時代の刺激は、ずっと大人になるまで続きますから、このような機会があるととてもよいと思います。

今の世の中、子供たちは、することがあり過ぎて忙しいせいか、生の演奏を聴きに来ることが難しく、とても人数的にも少ないように思えます。
YouTubeで聴けばいいから、と応える子もいますが、やはり生演奏の醍醐味を味わわせてあげたいです。

今日も、音楽専攻の私よりも10歳程年上の友人と話をしていて、NHK交響楽団の定期演奏会に足を運んだら、75歳〜80歳近いおじいさんばかりがたくさん聴きにいらしていて、若者は客席に座っていなかったように思うわ、との事。
とても残念な事です。
フランスでも同じ現象ですが、学校のコンサートでは、感激する児童や生徒たちが大勢いるのですから、もう少し時間にゆとりがあれば、鑑賞できるのに、残念に思います。
翌日の宿題を考えると、その気持ちになれない、習い事の時間と重なる、という事なのかも知れませんね。

今は、芸術の秋ですから、たくさん音楽を吸収して、幸せな時間を過ごして下さい。

これから寒さが厳しくなりますので、くれぐれもお体を大切になさいませ。

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