皆さま、お変わりございませんか。
台風14号の影響で、今週末は大雨だそうですが、お気を付けください。
私共は、あと1ヶ月で完全帰国だと思っておりましたら、もうあと3週間少々となりました。
今日と明日はお天気が良いので、洗濯日和のようです。
コロナの影響を考えまして、パリの自宅へのご招待を控えてはいるものの、色々な方たちがご訪問下さいます。
20年もお付き合いが続いた方たちが、いつも私の側にいてくれるのが当然だと思っていましたが、今後は、滅多にお目に掛かれなくなってしまうのですから、とても寂しいです。
色々な意味で助けて下さり、本当に素晴らしい方たちばかりでした。
エリック夫妻は、本当に立派な自治会長だったと思います。
後半は、コンサートのために、不在にすることも多いですのに、郵便受けの管理から、家の周辺をよく観察して下さいましたので、安心して日本で過ごすことが出来ました。
日仏往来の生活を続けていましたので、これが我が家のスタイルで、忙しい中にもたくさんの幸せを見つけながら生活をすることが出来ました。
生まれ故郷に戻ることは普通の事なのですが、フランス人の友人たちが、私たちの日本帰国を、「パリに遊びに来たら、我が家に泊まって下さいね。」と声を掛けてくれますので、そのたびに、友人たちの心の温かさが伝わってきます。
考えてみますと、本当に今まで生きてきた半分はフランスで過ごしているのですから、特別な気持ちになるのが当たり前なのかもしれません。
さて、日本の中での移動とは違いますので、電話一本で契約をストップ出来るものは少なく、文書を書留で送らなければなりませんので、それなりに時間が掛かります。
セキュリティ会社に連絡をしましたが、家の中についている器械を取る作業がありますし、色々面倒な事が多いです。
一番厄介なのは、フランスの銀行口座を閉める時期です。
12月中旬に住民税の請求がありますので、それまでは開いていなければなりませんので、来週、仏銀行に、閉める時期などについて説明しに出向かなければなりません。
インターネットの契約をストップするのに、書類を出しましたら、書留を受け取ってはくれず戻ってきてしまい、電話をしてみましたら、「11月4日に日本へ発つなら、もっとあとに連絡をして下さい。早すぎますよ。」、と言われてしまいました。
ギリギリにすれば、間に合わないから来月まで支払って下さい、とか言われるのではないかしら…
フランス生活で、もっとも嫌いな事は、手続きをする場合、窓口の人によって言う事が違ったり、威張られたりして、イライラする事です。
先日も日本では考えられない事がありました。
不動産から、「今から家の購入者が父親を連れて行きたいそうですから、今行っても良いですか?」と電話がございました。
もう友人との約束のディナーが午後7時という事ですので、電話があったのは、午後6時半過ぎでしたから、急に言われても無理ですから、明日にして下さい、と言いましたら、「たった10分位見せてもらうだけだから、それくらいならいいでしょう?」と言われました。
「庭はいくらでも回ってもらってもよいですが、家の中は、もうディナーのセッティングをして、今忙しいですから、明日以降にして下さい。」とお断りしましたが、不動産の担当者が「少しの時間なんだからいいでしょう!!!」と怒鳴り出したのです。
こちらももうそういう態度にうんざりして、「また始まった…」と思いましたが、ここで折れたくないので、「今日は絶対にダメです!」と再度言いましたら、担当者が切れて、怒って受話器をガチャーンと切ってしまいました。
本当に呆れてしまいます。
それから、数日後に他の用件で、不動産から電話がありましたが、もう過去の話は過去の話で、全く平然と話をし、それに触れることもありませんし、元気な声で話をしているのですから、やはりすごい人種だとつくづく思います。
こういうところが日本人はどうしてもついてけないところなのです…
その時は思い通りにならなくて、カッとなったとしても、お客様なのですから、「先日は、先方の方が強引でしたので、無理にお願いしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。」ぐらいは言って欲しいのです。
家族で、フランス人って良い人たちがいっぱいいるのに、どうして、業者の人は首をかしげるような非常識な人が多いのかしらね、と。
今後は、こういう話をしないで済むのが、一番嬉しいです。
お国柄だから、と思いつつ、フランス人の非常識な態度だけは、何十年過ごしても慣れません。
やはり私は日本人なのですね。
フランスの感染者数は、本日、20339人という事で驚きです。
日本の感染者は、落ち着いているそうで、本当に嬉しいです。
どうぞ、皆さま、素敵な秋をお過ごし下さい。
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