日本も大分涼しくなり、過ごしやすくなったそうですね。
パリもすっかり秋です!
落ち葉が舞う季節になりました。
そろそろ、帰国の準備をしたいところですが、どうもそう簡単に帰れそうもありません。
幸いにも、変更可能の航空チケットを購入していたのでよかったですが、家の事で相変わらず落ち着かない日々です。
ようやく、仏の保険会社から家の被害を確かめにきてくれたものの、結論が出るまでに一週間掛かり、今日ようやく届きました。
週末ですから、業者に連絡することも出来ませんし、保険会社からの支払額は、業者の見積もりの半分以下です・・・
どうなっているのかしら〜って感じです。
先日は、セキュリティ会社にフランス不在中の自宅の待機料金をどっさり振り込み、今度は、保険会社が工事費を全額支払ってくれないと言っています。
結局は、フランスはあまりにも事件が多すぎるので、多額は出せない、という事のようです。
2013年より見直しされた部分も多く、折角高い保険料を出しているのにも関わらず、被害者は大損してしまいます。
それでも、ぶつぶつ言っているまに日数が経ってしまいますので、何とかしなければ・・・
こういう問題は、フランスはルーズなだけではなく、全く適当な返事しか返ってこないので、真面目な日本人は本当にいつもイライラさせられます。
パリの友人は、ブランド品を色々取られたと言っていましたが、家を壊されたのとは額が違います。
友人の16区には、今ルーマニア人の集団が押し寄せてきて、事件を起こしているケースが多いそうですが、これは大問題ですね。
パリの友人たちとランチの約束をしていても、今回は、家の事で延ばし延ばしにしていましたら、もう帰国の時期になってしまいました。
本来ならば、10月3日に帰国する予定でしたが、これでは帰ることも出来ません。
滞在を長くして一つよかったことは、パリでチェリストのヤノーシュ・シュタルケルの追悼演奏会が10月4日に開催される事です。
今年4月28日に亡くなられましたが、とても素晴らしい世界的チェリストでした。
ハンガリーのブダペスト出身で、1924年に出生という事ですので、88歳で他界されました。
1946年には、祖国を離れ、ヨーロッパ各地で演奏をされ、1958年にはアメリカに移住する事を決め、亡くなられたのもインディアナのご自宅とのことですが、大変悔やまれます。
息子は、シュタルケルの孫弟子ですので、お世話になっているチェリストは、4日の追悼演奏会に出演なさいます。
お世話になった教授たちが勢ぞろいするコンサートとなります。
いつも息子の相談役になって下さっている、マリー=ポールは、若き頃、フランスからアメリカに渡り、シュタルケルのアシスタントとしてインディアナ大学で仕事をされていた教授です。
シュタルケルがパリで演奏会をした際に、是非アメリカに!と、望まれて付いて行かれたそうです。
フランスの「チェロ」の月刊誌にも記事をたくさん掲載されています。
息子の運指法は、ほとんどシュタルケルからの直筆の運指法を学ばせて頂いています。
パリのチェリストたちからは、まだパリに滞在しているなら是非!と言われていますので、パリ市劇場で行われます追悼演奏会に行く予定です。
コンサートは夜ですが、午後2時から、エクスポジションや色々な企画があるそうですので、とても楽しみです。
それまでに、家の修理が少しでも進むことを祈っています。
では、皆さまお元気で!
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