雨模様でしたが、横浜まで出かけました。
息子がピアニストさんと合わせるためなのですが、私は譜めくりのためについて行かなければなりませんでした。
フランクのソナタは、2楽章はかなり速いので、結構忙しいです。
帰りは弦楽器工房に寄りましたので、結局帰宅は夜になってしまいました。
それでも、収穫があった日は嬉しいですものですね。
21日と22日は、娘のレコーディングのためにホテルに泊まる事になりますので、ブログは残念ながら書けません。
ここでも譜めくり担当です。
録音用のマイクは、全部の音を拾ってしまいますので、とても神経を使います。
靴を脱ぎ、楽譜の1ページごとに”くっつきメモ”をつけておいて、音を立てずに静かにめくっていきます。
椅子から立つ時も、スローモーションでなるべく余計な音が出ないように静かに行動します。
私は、普段からおしとやかで物音立てない人だったら問題ないのですが、いつも走り回ってドタバタしているので、この仕事は不向きなんです。
一日付き合うと首も肩も疲労気味になります。
とにかく本人の思い通りの演奏が出来るといいのですが・・・
娘は、もう7ヶ月に入りましたので、大分お腹が目立つようになりました。
ピアノにお腹が当たっても別に問題はありませんが、かなり音が激しくなるとどんどんお腹の中で飛び回ったりするそうで、まさかその音は入らないでしょうね〜
録音中だけはゆっくり寝ていてくれないと困りますが、言葉が通じないのでどうにもなりませんね。
私の経験からすると、本当にお腹の中で子供は音を聴いて育つものだと思います。
当時私は、女子高で音楽を教えていましたが、よく女声3部コーラスをしていました。
曲の頂点になり、皆の声が教室中響き渡りますと、お腹でも興奮してドンドンたたいたり飛び回ったりしていました。
はじめは偶然なのかと思っていましたが、毎回そこにくるとドタバタしていたので、ちゃんと振動で聴いているんだ!と思いました。
数年前、その当時の教え子が子供たちのコンサートに足を運んでくれて、「先生は、『あなたたちが綺麗に歌ってくれないと、お腹の赤ちゃんが音痴になってしまうのよ。
模範になるような素敵な声で歌ってね!』って言っていましたが、ちゃんとピアニストに育った、って事は、私たちのコーラスがよかった、って事ですね。」と言われました。
私は、いつも「音楽的に歌ってね!」と生徒たちにお願いしていた記憶がありますが、これは胎教にとって、とても大切な事だと思います。
生まれる前から音楽と関わり、あの世に行く日まで音楽と関われる、って事は素晴らしい人生ですね!
皆さんも是非音楽三昧の一生を送りたいと思いませんか?
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