皆さま、お元気にお過ごしですか。
春は花壇の花が咲き乱れ素敵ですね。
昔は、チューリップの「さいた、さいた、チューリップの花が〜」の歌にあるように、「赤、白、黄色」の花が定番でしたのに、今はチューリップの色も種類も豊富で、色鮮やかです。
この時期は、買い物に出るのが、花が美しいのでワクワクします。
つつじも色鮮やかに咲き始めています。
先週のコンサートは無事に終わりましたが、20日の横浜ベーリックホールでのリサイタルは、最高の時期でした。
お客様も満席でしたし、とても楽しんでくださったようで、嬉しかったです。
館長様をはじめ、スタッフの方たちの至れり尽くせりのお蔭で、毎回進行はスムーズに行われます。
「港の見える丘公園」は、ベイブリッジを望む絶好のビュースポットであるばかりでなく、ローズガーデンで楽しむ事が出来ますし、洋館と花咲く洋館の散策は素晴らしい時間となります。
ベーリックホールでのコンサートのあとに、必ず「港の見える丘公園」に足を運び、イギリス館周辺の庭園を散策し、ホテルで打ち上げで美味しいケーキを頂きながら、ベイブリッジを眺めていると、横浜の景色は随分贅沢だな、と感じます。
まるで絵画をみているような気持ちになります。
ふと、マルセイユの風景を思い出したり、マヨルカ島やシチリア島を懐かしく思ったりします。
ベーリックホールでの本番の前日は、中学校の同窓会に行きました。
還暦の時の同窓会には、生憎パリにいたために参加出来ませんでしたが、50人近い同期生が集まり、楽しい時を過ごしました。
しかし、学年の200人近い人たちの中で、すでに10人もの方たちが他界していまして、その現実を知りショックでした。
旧友の中には、伴侶を失くされた方もかなりいらして、改めて健康が第一だと感じました。
面白かったのは、中学1年の時にだけ同じクラスメートだったU君に卒業後はじめてお会いしたので久々に挨拶をしましたところ、「大学4年の時に、大学生協主催の白馬スキー教室に参加したでしょう?新宿からの夜行バスに偶然のんちゃんを見つけて、話しかけようと思ったんだけれど、恥ずかしいのと、あまりにも周囲の友達と大騒ぎしているので、挨拶出来なかったんだ。」と言われてビックリしました。
そして、Mさんもクラスが一度ご一緒しただけですのに、「ピアノののんちゃんですね!」と声を掛けてくださいました。
彼女は今でもピアノを弾き続けているそうですが、確かに私は卒業式のあとに講堂で、シューベルトの即興曲作品142を演奏させて頂きました。その日の事を覚えていてくださって、あの日まで私もずっとピアノを頑張っていたんですが、「あんなに弾けたらすごいな!」とずっと思っていてくださったそうなのです。
そして、妹に頑張ってもらって、妹はのんちゃんの大学の後輩なのです、と言われて、またまたビックリ!
70年の間には、色々なドラマがあるんだわ、とつくづく感じました。
しかし、56年振りの人たちもいらっしゃるのに、こうやって集まると、ずっと一緒に生活を共にしてきたような錯覚を起こします。
大阪から2人、京都から1人、関東からも遠方からこの日のために出てきてくださった方たちも多くいらっしゃいました。
タイムスリップの1日に感謝をし、「また会いましょうね!元気でね!」と昔の中学時代の言葉で話せるという事に感激した1日でした。
さて、25日は、港区にございます、「山王病院」ロビーコンサートとなります。
ベーゼンドルファーの素敵なグランドピアノがロビーにある豪華な病院ですが、ご親切なスタッフのお蔭で楽しい時間を過ごさせて頂きます。
では、4月も残り少なくなりましたが、どうぞ素敵な春をお過ごしくださいませ。
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