皆さま、お変わりございませんか。
梅雨は、しばらく続きそうですが、今年は九州地方の被害が酷かったです。
被害に遭われた方たちが、一日も早く落ち着いた元の生活に戻れますようお祈り申し上げます。
昨年の梅雨明けは、6月29日と例年よりもかなり早い時期でしたが、今年は、7月21日頃との予報ですから、3週間も違う事になります。
農家の方たちに取りましては、梅雨こそが農作物にとても貴重な時期なのですが、自然災害は大変危険が多く、毎年心配です。
先月末に、レ・クロッシュのリサイタルの長野公演が無事終わりました。
春公演はこれで終わりになります。
本当に今まで支えて下さいました、ファンの方たちにお礼申し上げます。
コンサートでは、必ず初めての出会いがあり、CDのサイン会で、どんなに感動したかを話して下さる事が多いですので、とても心地よい気持ちになることが出来ます。
数人の方からは、前回のコンサートで素晴らしかったので、今回も折角ならば、レ・クロッシュリサイタルの日に宿泊をして楽しもうと思っていました、とお声を掛けて頂き、大変嬉しく思いました。
翌朝にも、「久々に本格的な演奏を聴けて、とても満足しています。」と、見知らぬ方が声を掛けて下さいました。
実は、7月2日から長野県の横谷温泉で、演奏者ではなく、はじめてお客様になって、ロビーコンサートを聴いてきました。
演奏する方たちは、立派な音大出身で、東京からそのためにいらっしゃっていますのに、音楽に全く心がないのです。
とても残念に思いましたし、お客様もその時間を楽しみにしていらしたのですから、とてもお気の毒に思いました。
1日目は、ソプラノとピアノの演奏、2日目は、ヴァイオリンとピアノの演奏でした。
お客様になって聴くという経験がございませんでしたので、お夕食のあと、楽しみにロビーに出かけました。
2日目は、温泉の大風呂まで歩いて行く途中で、練習部屋のアップライトピアノで、ヴァイオリンのためにクライスラーが作曲しました「愛の悲しみ」をロシアの作曲家兼ピアニストのラフマニノフが作った曲を、ゆっくり練習している音が聴こえてきたので、頑張って練習をしているのね、と思いながら、露天風呂に向かいました。
そして、いよいよ本番になり、どんな演奏をされるのかと思いましたら、とにかくレベルの低さにがっかりしました。
私の好きな「愛の悲しみ」は、練習だと思っていたゆっくりした速度で、本番も弾き始めました。
ロビーだからこの程度でよいのだ、と思ってしていらっしゃるとすると、これは罪な事です。
その時間を楽しみに集まっていらっしゃるわけです。
演奏だけでは時間が持てませんので、コンサート用のフルコンのグランドピアノは、?300万円、?700万円、?1,000万円のどれでしょう?とクイズまで出てきます。
素人の方こそ、「こんなにクラシック音楽って楽しいものだったのね。」と喜んでもらい、今後もリピーターとしてつないでもらいたいと願っているのに、これでは、「クラシックってこんなものなのか。」とがっかりされてしまいます。
アーティストは、お客様のために良い演奏をして、はじめてアーティストと呼ばれるのです。
これは、斡旋している音楽事務所さんに責任があるのでしょうが、想像をはるかに超えたレベルの低い演奏にがっかりしてしまいました。
ところで、梅雨時でも長野県は、雨が少なく、結局3日間共に天気に恵まれましたので、観光は十分楽しむ事が出来ました。
そして、お食事も…
横谷渓谷、滝めぐり、白樺湖、蓼科湖、女神湖の湖巡りも楽しく、新緑の香りやあじさいの色合いも素敵でした。
帰りには、私の好きな小諸の「懐古園」に寄って楽しんで来ました。
また、軽井沢に戻りまして、またベランダのペンキ塗りや階段の葉っぱ取りなど仕事に励んで居ります。
では、皆さま、7月が楽しい月でありますように!
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