考えさせられたこと

9月になりましたが、如何お過ごしですか?
日本はまだまだ日中は30度を越えているそうですが、パリも日中は、27〜28度で、晴天が続いています。

洗濯物がアッという間に乾くのは、本当に気持ちがいいですね。

庭仕事にも精を出したので、大分すっきりしてきました。

この夏休みは、とても充実した毎日を送る事が出来ました。

バカンス最後に行ったアヴィニョン旅行では、はじめて置き引きの被害に遭いましたが、過去の事をくよくよ気にしていたも仕方ありませんので、元気に頑張ります。

集団での手口とは言え、実際に遭ってみると、あっという間の出来事でその速さには、驚くばかりです。
防犯カメラには、しっかり犯人が映っていますが、こういう時は、フランスの対応は、全くダメですね。
皆さんもくれぐれも気を付けて下さい。

産まれた時は、みな純粋で”善”のかたまりなのに、何故悪い事をする人たちが出て来てしまうのでしょうね〜
生い立ちや環境が整っていない場合が多いのでしょうから、本人だけを責めても仕方ないのかもしれませんが、よい環境作りが徹底すれば、犯罪は少なくなるのだと思います。

国によって、治安の格差がありますが、1979年の新婚旅行の折には、フランスとオーストリアに行きました。同じ海外のヨーロッパの中ですが、印象は全く違うものでした。

パリは、今よりも治安は悪く、ジプシーたちが多かったのを覚えています。
エッフェル塔に上って、ちょっと夫がビールを買うのに荷物を置いて行きましたら、その荷物がどんどん移動していくのです。
はっと気付いて押さえたら、ジプシーの子供たち3人が一生懸命体を丸くして荷物を引っ張っているところでした。
驚いて急いで取り返しましたが、今までこのような経験がなかったので、しばらく心臓がパクパクしていました。
そして後味が悪かったです。
あの子たちは、親から命令されて頑張ってやっていたのでしょうし、その日の手柄がなければ、その日の食事ももらえないのではないかと思っただけで、心配になりました。
あれから32年経ちますから、その子たちは、40歳位になっているのですよね。
どんな大人になっているのかしら?と考えると恐ろしくなります。

以前、やはりジプシーの7歳位の女の子が3歳位の弟を連れて、「弟は転んで顔をすりむいたの。かわいそうでしょう。かわいそうだから、お金ちょうだい!」と言って、電車の中を回っていました。
身なりを見てかわいそうになり、お金をあげると、同じ車両で回っていた子供たちも寄ってきて困った事がありました。
どの子も、お財布の中を覗き込むので、子供とはいえ、怖くなりました。

子供時代から他人のお金をもらう事しか親から教育されていない子供たちが、大人になってしっかりした人間になれるものなのかどうかを考えてみると、なかなか難しいと思います。

”音楽の好きな子”に育てることが大切だと思っても、環境が悪過ぎると、もしその子が音楽好きな子でも、音楽とは無関係で、その日の食べ物の事を考えるだけで精一杯になってしまうのでしょう。

何と言っても、”世界平和”が一番大事ですね。

世界中がもっと豊かな環境になって欲しいです。

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