芸術の秋!

皆さま、すっかり秋になりましたが、如何お過ごしでございますか。

このところ天候が不順ですが、17日は秋晴れでしたので、河口湖方面に行き、「大石公園」の富士山とコキアのコラボをじっくり堪能してまいりました。景色こそ、天候に左右されますので、前もって考えていましても、必ずしも素晴らしい富士山を眺めることは出来ません。朝早くにライブカメラで素晴らしい富士山を確認してから出かけました。

とにかく人が多い、それも外国人の観光客がいくらなんでも多過ぎて驚きです。サイクリングをしている人たちが多く、どこに行くにも自転車に乗っている外国人に会います。

レンタカーを使わないのは、ハンドルが逆の国が多いからなのかもしれませんが、ルールも違いますから難しいのでしょうね。

桜と五重塔、そして富士山の景色が見事な「浅間神社」は、少し紅葉始まった様子を観ようと出かけましたが、初詣のような人で少々落ち着かなかったです。ドイツ人がとても多かったのには驚きました。

ハーブ園からの富士山はとても美しく感動しました。朝から晩まで富士山が雲に隠れなかった事が最高でした。

ところで、今はポーランドのショパンコンクール開催中ですね。明日本選となりますが、素敵な演奏を奏でて欲しいと思います。

ショパンコンクールの審査員をされていました、ドイツの故エディット=ピピト・アクセンフェルト女史は、とても心優しいフライブルグ在住のピアニスト&チェンバロ奏者でいらっしゃいました。1995年に女史からチケットを頂きましてコンクールを楽しませてもらいました。ホールでは疲れ切ったお顔をしていてとても心配でしたが、色々お話を伺いました。折角曲を準備してきても全部の曲を弾かせてもらえるのはごく一部で、どんどん勝ち抜き戦で去っていく若者たちをみているととても心が痛みます、と話していらっしゃいました。当時81歳の時にワルシャワにいらして長期戦で審査員を務められましたので、その後ご体調が優れず2001年に息を引き取られました。病院で練習できるように鍵盤楽器を置かれて練習をされていたようですが、5分前に話したことを何度も話すという痴ほう症の症状が出ていたにも関わらず、バッハの平均率は美しく奏でられる、と周囲の方たちは不思議がっていらっしゃいました。ピピト女史は、英語・仏語・独語、露語のほかラテン語など7ヶ国語が普通に話せるとのことでしたが、娘の演奏を聴いていただきましたり、とても素敵な出会いでした。

ショパンコンクールの時期になりますと、ふと思い出します。

ワルシャワの秋は葉が黄色に染まり落ち着いた雰囲気で少々悲しげな光景が好きです。

今年は一次にワルツが加わったそうですが、ショパンの音楽は心が洗われますね。

では、素敵な芸術の秋をお過ごしください。

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