皆さま、お変わりございませんか。
昨日は、東日本大震災から4年を迎えました。
東北の方たちは、本当に頑張っていらして素晴らしいと思います。
記憶から消えることはないと思いますが、必死に前を向いて生きていく姿に感動しています。
何とか東北の皆さまが普通の生活に戻れますようにといつも祈っています。
頑張って下さい。
パリに来て3週間が過ぎました。
パリに戻る時には、日本の友人や隣人たちに、「パリは今危険ですが、今帰って本当に大丈夫ですか?」とご心配下さいましたが、今のところ平穏無事な生活を送っています。
私共は、パリ市内よりも北西の新興住宅地に住んでいますから、パリ市内よりはのどかです。最近、最寄り駅周辺はどんどん賑やかにマンションや家が建ち並ぶようになりました。
そのために、大型スーパーが先週開店しましたが、今まで利用していたスーパーマーケットがガラッとしてしまい、他人事ながら心配になります。
今まで利用していたスーパーに行くようにはしていますが、大型スーパーの方が大量に仕入れますから、単価が安くなり、どうしても客足が大型スーパーに流れていってしまうのでしょうね。
ところで、お隣のご主人は仏人、奥様がカナダ人でとても素敵なご家族がお住まいですので、いつも仲良くさせて頂いていますが、今夏カナダに引っ越すことになりました。
昨日そのことを聞いて驚いています。
フランスの失業率は高く、今酷い状況ですが、お隣のご主人も失業しまして臨時の仕事を最近始められました。立派な家を購入して8年になりますが、いよいよ手放さなければならなくなったそうです。
それで、奥様のご実家のカナダに移住されるとのことで、とても寂しくなります。
12歳の長女は、カナダの仏学校に通う事にしたそうです。
次女と三女は、カナダの現地校に行くようですが、カナダの仏語圏内でも米語が盛んですので、12歳ともなると、現地校での英語の授業についていけないから、という理由で仏学校を選択したと話していました。
子供がいての海外移住はとても大変な事ですが、カナダでしか出来ない経験もありますから、元気に過ごしてほしいと思います。
私たちも4歳と5歳の子供を連れての渡仏でしたが、当時を振り返ると、確かに大変だったと思います。
まず、ホテル住まいが半月続きました。
家が決まっても、日本から出した荷物がまだ届かないこともあり、ホテル住まいが長引きました。
毎日外食でしたし、まだ日本人家族が到着していない時期でしたので頼る人もいませんでした。
今と違い、仏語のハンディーもありましたし…
ホテルから新居の家具を購入しに出かけたり、新生活の準備に追われる毎日でした。
まだ若かったからできたのでしょうね〜
それでも一ヶ月後の復活祭のバカンスのあとには、子供たちは、まだ仏語を話せないのに、仏幼稚園に入園し、夫も私も慣れない仕事がはじまり、てんてこ舞いだった事を覚えています。
1980年代ですから、日本食材店もない時代ですし、毎日何を食べさせていたのかしら?とふと当時を思い出したりします。
お惣菜などあるわけもなく、子供が好きなコロッケや天ぷらなどを出来る食材でせっせと作っていたことは覚えています。
お隣さんがカナダに引っ越され、お子様連れの移住は大変だとの話を昨日お聞した途端、ふと自分と重ね合わせて、昔の事を思いだしてしまいました。
大変な事は多くありましたが、人生は一度きりですし、このような珍しい経験を出来た事は、結果的にはよかったのだと思っています。
では、今週も楽しくお過ごし下さい。
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