暑い日が続きますが、お変わりございませんか。
私共は、あと10日でパリに戻りますので、やり残した事を色々して居ります。
一日に、3つのスケジュールが重なる時は、やはり時間に追われてしまいますね。
忙しいと言いつつ、昨日から軽井沢に居ります。
今回は、パソコンを運んできました。
3連休とあって、車も人もすごいです!
亡き父が大好きだった別荘をリフォームして、電化製品や家具、寝具とすべて新しくしましたが、まだリフォームのやり残しのところもあり、コンサートを終えた今しかないので、来て頑張っています。
息子は、器用ですので、セメントで穴を埋めたり、ペンキが剥げたところを全部綺麗に塗り替えたり、とチェロの練習の合間に奮闘しています。
夫も張り切ってくれています。
今年で一応作業は終わりそうです。
フランス生活が長いせいか、自分でペンキやニス塗り、大工さんのような仕事が苦になりませんが、まとまった時間がなければ、中々仕事も捗りません。
家を綺麗に保つことは大変ですね。
パリに戻れば、大きな庭の手入れと家の掃除が待っています。
今回は、孫も皆揃って一斉にパリの家に戻りますので、益々忙しくなりそうです。
今日も一日働いていましたが、明日は、ちょっと出かけようと思います。
娘ファミリーは、明日から石垣島へバカンスです。
お天気に恵まれそうで、よかったです。
日本を離れて気掛かりな事は、何と申しましても、高齢の母の事です。
母は、体調にむらがありますので、夏は特にエネルギーを消耗する時期ですし、毎日連絡を取り合っています。
私には、姉と弟がいますので、いつも頼りにしていますが、体調が悪い時は、離れていると特に心配です。
それから、今年も受験生のレッスンをしておりますので、留守中の事が心配です。
パリで教えておりました日本の生徒たちが、音楽を専攻したい、という事で音大を受験し、今春は、Aちゃんが念願の音大に入学しました。打楽器専攻で、忙しい毎日のようです。
私がレッスンを担当していました、ピアノと声楽は、大学の先生からとても評価されているとのこと、聴音、視唱のクラス分けテストでは、トップだということで、安堵していますが、来年も一人T君が音大を受験することが急にアメリカ留学後に決定しましたので、一つ一つ力を積んでいます。
この半年間で、出来なかった事が随分上達しましたが、それでも音楽大学での夏期講習のあと、独学で大丈夫かしら、と不安になります。
パリで教えていた時は、まだ小学校の低学年でしたが、今は、もう175?もある好青年の高校3年生です。
もともと作曲や即興が好きなお子さんでしたが、学業もご立派な成績を修めていらしたので、まさか音楽を専攻するとは考えていませんでした。
音楽を専門にすることは、とても大変な事ですが、何とか頑張って欲しいと思います。
音楽の指導者は、生徒自身が自分の演奏を評価できるように、とにかく耳を鍛えてあげる事が一番大切だと思います。
先生に頼って、先生の反応を待つのではなく、自分の音をよく聞き、自分自身で音楽性の高い芸術作品に仕上げる事が出来るような耳を育ててあげる事が何よりも大切です。
先日、私の受験時代にお世話になりました、S先生の新居に伺いました。
最初は、ご一緒にランチをし、楽しく過ごすつもりでしたが、私の歌を40年ぶりに聴いてもらう事になりました。
レ・クロッシュを心から応援して下さっていますが、中々私の声を聴いてもらう時間はございませんでした。
当時は、痩せていまして、 (今では信じられないと思いますが…) 声が今よりもかなり細かったようです。
「やはり今の体は歌のためにはいいのよ。声量が随分当時よりもあるわよ!」と喜ばれました。
そして、音楽の作り方などを大変評価して下さいましたが、これは、自力で自分の耳を頼って勉強した成果だと思います。
ですから、生徒たちにも、まず一生音楽を自分の力で作れるように、指導すること、そのために耳を鍛えてあげる事が大切な事だと再確認した一日でした。
そして、驚いた事に、S先生は、今年で、84歳ですのに、綺麗な美しい声はそのまま変わりません。
高音の声が少しでなくなってきたそうですが、無理のない自然体の綺麗なお声をしていたので、感激してしまいました。
結局、お昼前に伺い、帰宅は、午後7時半。
楽しくて、短い時間だったと思いますが、滞在時間は、7時間にも及びます。
ご主人様はご体調がお悪いので、気にしていましたが、S先生も私も話だしたら止まらない師弟とあって、音楽の話を長い時間していました。
とても楽しい充実した一日でした。
また、ニースでテロ事件があり、大ショックです。
次は、マルセイユかニース当たりでは…と気にして居りましたが、本当に恐ろしい事です。
では、皆さまも楽しい夏休みをお過ごし下さい。
コメント