皆さま、お変わりなくお過ごしでございますか?
お蔭様で、1月27日にパリに戻り、ようやく落ち着きまして、普通の生活を送っています。
日本に帰国しましても、親族、友人や知人からは電話やメールで連絡を下さいますが、近所の方たちがわざわざ訪ねてきて下さる事は、ほとんどありません。
もし、子供が幼稚園や小学校にいれば話は違うのでしょうが…
ところが、パリの家に戻りますと、周囲の方たちが、次から次へとご機嫌伺いにいらして下さいます。
家に着くのがもう夜になりますので、翌日にご挨拶を、と考えておりますと、翌朝ピンポーンが鳴ってしまうのです。
「お元気でしたか?あなたの留守中、いつも空き巣が入らないように、ジロジロ見張っていたのよ!」と声を掛けて下さいます。
フランス人は遠慮せずちゃっかりしているので、日本のお土産目当てのところもあるのかも知れませんが、それでもみんなワイワイ顔を出して下さると、やはり3ヶ月ぶりでも懐かしく嬉しいものです。
昨日も近所のマダムに誘われて、一緒にショッピングをしましたが、靴屋さんに寄って、「ノリコは一体どの靴が私に合うと思う?」と聞かれるし、日本では考えられないような生活が始まりました!
日本の滞在期間が長くなったために、自家用車は不在中の管理の事と考え、処分したのですが、そのために、周囲の方たちが、「車を必要とする時はいつでも言って下さいね。」と声を掛けて下さいます。
が、実際には、「今から一緒に行きましょう!」と誘って下さいます。
昨日も、「私は買い物に行くから、ご一緒しましょう。」と車に乗せて下さいました。
そうすると、また今日はそのお隣の方がお誘い下さって、そろそろお断りする日を作らなければ、食料品が溢れてしまいます。 (笑)
家を空けて一番困る事は、日本では、ほとんどの支払いは銀行口座から引き落としで済むのですが、フランスの場合は、固定資産税や住民税、公共料金などは銀行口座からで問題なくなったのですが、未だに年に一度支払いの火災保険料金や給湯器の定期的な検査料金は、小切手を郵送しなければなりません。
それで、留守の間中、催促の手紙が届いているわけで、パリの家に着いて、まず急いでしなければならない作業です。
郵便物をずっと管理はしてもらえても、まさかお支払いまではしてもらえませんから…
そういう雑用がようやく終わり、平穏な日々が始まります。
今週末は、ピアニストR女史のサロンコンサートにご招待されましたので、伺うつもりです。
フランスの高い天井、装飾いっぱいの天井と壁は、とても優雅で、天井の装飾品を眺めながら音楽を鑑賞する事が大好きです。
それは、音響としましては、東京文化会館などのホールでの響きには負けますが、ムードとしては勝ちますね。
では、もう節分ですから、2月4日は立春ということですね。
節分豆はわざわざパリまで持参しましたので、鬼を追いだしたいと思います。
まだ、寒さが厳しい日もあるかと思いますので、くれぐれもご自愛下さい。
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